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Column
【 トレンドとクラシック:その1 】
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ファッションの仕事に携わっていると、お客様から「 今の流行は何ですか? 」というご質問をお受けすることがよくあります。
その際は、今現在お店で売れているもの・雑誌などの媒体で打ち出されているもの
街中で流行っているものなどを考慮した上で、お客様のニーズに合った生地やデザインをご提案させていただきます。
…が、ここで心に留めておいて頂きたいのが【 トレンドは常に変化していくもの 】だということです。
ファッション史家のジェイムス・レイヴァー(英)が流行という現象を分析した
『 レイヴァーの法則 』(1937年)と呼ばれるものがあります。
流行する[ 10年前=みだら ]、[ 5年前=恥知らず ]、[ 1年前=大胆 ]
[ 流行時=スマート ]
流行した[ 1年後=野暮 ]、[ 10年後=いやみ ]、[ 20年後=ばかげている ]、[ 30年後=面白い ]
[ 70年後=チャーミング ]、[ 100年後=ロマンティック ]、[ 150年後=美しい ]
…という内容ですが、近年は流行のサイクルがどんどん短くなってきていますので、あくまでもご参考までに…。
で、肝心要のビジネススーツに関していえば、流行の変化は比較的ゆっくりとしていますので
1〜3年であっという間に廃れるということはめったにありませんが
10年単位の大まかな所では大体合っているような気がします。
逆に、トレンドの移り変わりの激しいレディスファッションを『 レイヴァーの法則 』に当てはめてみると
『 トレンドセッター 』と呼ばれる方達が取り入れた最先端のスタイルが
その1年後には、世間一般に普及するといった感じでしょうか。
また、【 爆発的に流行った商品ほど廃れるのも早い 】という傾向もひとつのポイントです。
( 最近ではドゥエボットーニのシャツが顕著な例です。 )
同様に、流行っているからといって、トレンドを強調し過ぎたスーツを作ってしまうと
もしかしたら2、3年後には、「 恥ずかしくて着られない!!(泣) 」という事態になってしまうかもしれません。
特に、極細のナローラペルや、極端に短い着丈、行き過ぎたスキニーフィットのシルエットなどの流行もこの先何年続くかは、やや疑問ですね。
実際にワールズ ビスポークでも、ナローラペルを指定される方はここ2年ぐらいでかなり減ってきています。
( あ、もちろんですが、こういったデザインのスーツをポリシーで着ている方や
トレンドに敏感で、短いサイクルでスーツを買い替える方にとっては関係ありませんからね! )
今回はここまで!
トレンドの話だけで、イッパイイッパイでした…(笑)
次回は、クラシックなスーツについてもちゃんとお話します!
《 MORI 》