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■ホームページの顔 |
本年も1月4日より開催し、ご好評頂き1月31日にて無事に終了する事が出来ました <Sample
Sale 2010>。ご来店下さいましたお客様 「ありがとうございました。」
ワールズビスポークの現在のホームページで使用されている顔ともいうべきスリーピースが<Sample Sale 2010>にてお客様の元へ旅立ちました。ワールズビスポークのホームページを開いて頂くと、真っ先に目に飛び込んでくるライトグレーのスリーピースです。
昨年からとても評判が良く、ホームページをご覧になってご来店下さった初めてのお客様に「ホームページのスーツ格好良いですよね。どれですか。」と尋ねられたり、店内でディスプレーしているとお客様がスーツの前に立ち止まり「このスーツ良いですね!」という光景が何度も見られました。
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生地は<葛利毛織>にお願いして織って頂いているウール100%のサージです。ここでワールズビスポークが誇る<葛利毛織>のご紹介をプチッとさせて頂きます。
葛利毛織は、尾州(産地)織物工場としては、最も古く大正元年から毛織物生産を初め、その時代からションヘル織機(低速織機)を使用し続けています。現在あるほとんどの織工場が革新織機を導入し効率化を図る中、ションヘル織機を使い続ける事で手織りの風合いを保っています。職人かたぎという状態ですね。低速で織る事で繊維を傷める事が少なく優しく反物に織り上げていきます。「いい仕事してますねぇ〜。」生地だけに限った事ではないですが、手間と時間をかける事で良い品が生まれるのだと思います。
<Sample Sale 2010>も後半にさしかかった日曜日、T様ご夫婦がスーツをオーダーしにご来店下さいました。
OHKAWA「どんな感じでお探しですか?」
T様「光沢のある生地が良いです。」
店内の現物生地にはT様の望まれる生地が残念ながらなく、バンチブックをお見せしている途中で、今から秋冬用の生地でオーダーすると出来上がりが2月の中旬になってしまいます。着用期間を考慮すると、少し待って春夏用の生地でオーダーした方が…。という気持ちと秋冬用のスーツが不足しているので早急に欲しい気持ちがリンクしているようでした。
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そこで、すかさずサンプルセールの事をお話すると興味を示されました。
T様はいつも、コンケープラインでオーダーされているので、コンケープラインのサンプルの中からチンツ加工の施された光沢のある黒のシャドーストライプのスーツをオススメすると、早速気に入って試着されました。が非常に残念!!
袖が短くサンプルでありながら本開き仕様になっていたため諦めるしかありませんでした。
T様が次に手にとったスーツは先ほどのスーツとはまるで異なる表情のスーツでした。唯一の共通点は生地が葛利毛織製という事だけ!!!
光沢感という点では、違い過ぎて差が明確でした。それでもT様は試着され気に入ったご様子でした。
結果、初めてバックシェイプラインのスーツを試される事になりました。T様の最初のイメージとはかけ離れたスーツになったかと思いますが、逆にそれだけ魅力のあるスーツだったと言えるのではないでしょうか。たくさんの人達に愛されたスーツですので、可愛がって着て頂けたら最高です。
T様お買い上げ誠にありがとうございました。 |
<OHKAWA> |
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