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「ハリソンズ」のスーツ達
T様に初めてオーダー頂きましたのは、今年の1月16日。そこから2ヶ月足らずの間に4着のスーツをオーダー頂きました!!!
とても慎重派のT様。オーダー頂く前に2度の下見にご来店下さいました。その時の事は明確に記憶に残っています。
オーダーに関して話を聞かせて欲しいと初めてご来店下さいました。ワールズビスポークでオーダー頂くためのシステムをご説明した後、ゲージ(サンプル)をお試し頂きました。その時点でT様は、CONGRESS(Minimal Sartorial Line)を迷うことなく選ばれました。
2度目のご来店では、生地を見せて欲しいとご要望がありました。

T様自身が選ばれ、気が付くとテーブルの上には赤がトレードマークの「ハリソンズ」のバンチブックだけが残りました。
春夏用のスーツをオーダーする時期としては、トップクラスの早期受注でしたので、まだ、2010年春夏用のバンチブックが未入荷な状態でした。
ですから、見て頂けるバンチブックは、オーダーが入ってから着分で空輸されるインポートくらいでした。

T様は「ハリソンズ」のバンチブックの中から「MISTIQUE」を選ばれ、気に入った生地の品番をメモされました。真剣さが伝わってきました(汗)。

ここで「ハリソンズ」のご説明を少々。正式名称を「ハリソンズ オブ エジンバラ」。1863年(今から150年近く前) サー・ジョージ・ハリソンによって創設された名門マーチャント(服地卸商)です。「最上級の原毛のみが最高級の服地を作り上げる」という哲学のもとで最上級の原毛を用いて、しっかりとした打ち込みで織り上げられている生地は仕立て映えが明確です。
世界中の名門テーラー、オーダーサロンで取り扱われ欧州の王侯貴族をはじめとしたVIPから愛されています。プロも絶賛する高いクオリティーの服地を作り続けています。
分かりきっていたらごめんなさい!
T様は、いつも身なりに気を遣われていて、その日も他店でオーダーされたスーツをお召しになってのご来店でした。ところが、ご来店時に着用のスーツに対してご不満のようでした。スーツを仕立てる工程でプレスは温度がとても大切ですが、カチッと仕上げようとすると高温にしがちです。生地の質や色によっては、高温のプレスによってテカリが発生してしまいます。T様のスーツはご本人のご指摘通り、袖口周辺と腰ポケット周辺がテカッていました。
T様はオーダーされた店に直しを依頼しましたが断られたと言う事でした。

当店は国内の自社工場で仕立てているので厳重に注意しますし、万が一テカッてしまった場合でも対応出来る事をお伝えすると信用して頂けたようでした。
お客様には大きく分けて2タイプのお客様が存在します。生地、デザイン等を前にオーダーされた物と極端に変えられるお客様。ご自分のテイストがしっかりと決まっていてぶれないお客様。どちらのタイプであってもお洒落な事に間違いはないですが…。
T様は間違いなく後者のタイプのお客様です。
初めてオーダーして頂いた一着目のスーツを引き取りに来店され、後日に微調整はありましたが気に入って頂けたご様子でした。スーツのお渡しが済んで数日後の2月28日にご来店下さり2着目、3着目をオーダーして頂きました。2着目、3着目をオーダーして頂いて2日しかたっていない3月2日、4着目のスーツをオーダー頂きました。

今までの経験上初めてのケースでしたので嬉しい限りでした!!!
ですがお渡しの際には、なぜか接客中で話を満足にする事が出来ず残念に思っています!!!
写真の許可がでませんした。次回めげずにお願いしてみようと思います。T様ご来店誠にありがとうございました。
また是非、T様のこだわりのお手伝いをさせて頂けたら嬉しいです。
<OHKAWA>

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