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【絶対コーディネート】 |
今やビジネススタイルも選ぶ時代と言っても良いかもしれません。
絶対数ではスーツと比較対照にはなっていませんが、雑誌や市場での特集や提案、ピッティのような見本市etc.でもジャケパンスタイルの取り上げ方には勢いが感じられます。 |
今回のCase Book(オーダー事例)のお客様O様は、大学を卒業した年に初めてご来店下さいました。大学を卒業したばかりでオーダーって凄いですよね!
ただ、このフレーズ一昔前のもので最近はとても需要があるんです。
それだけ若い年齢層の方々にこだわりのある人が多いということだと思います。
ジャケパンスタイルっていったいいつ頃からあるのでしょうか?日本では、戦後のアイビースタイルが大きくかかわってくるようですが、起源をさかのぼると1700年代後半
、一般に広まったのは19世紀に入ってからのようです。
O様がご来店下さった時点では、スーツをオーダーされるのかジャケットをオーダーされるのかがご自身で決まっていませんでした。
ですが、店内陳列の現物生地の中から、スーツ用着分生地とジャケット用着分生地を1点ずつ選ばれました。どちらかに絞り込めないご様子でしたので
OHKAWA「お取り置きさせて頂きますから、考えられたらいかがですか?」
2点の生地をお取り置きする事になりました。 |

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後日、O様がご来店下さりジャケット用の生地を選ばれました。
選ばれた生地は「エルメネジルド・ゼニア」のジャケット用の生地で、ウール50%、モヘア40%、カシミア10%(三者混)の紺のヘリンボーンです。
とても雰囲気のある生地を選ばれたと思います。
ラインはO様がお気に入りのCONGRESS(Minimal Sartorial Line)。
デザインでは、フロント3個ボタンの段返り(兼用タイプ)のノッチドラペル。AMFステッチを0.5cmに指定し、衿幅を7.5cmに指定されました。スムーズに裏地を決め、
ボタン選びに入ると、金縛りになったかのようにかたまってしまいました(笑)。
「楽しいぃ〜」を連発しながら…。ボタン選びはO様のつぼでした!
生地の段階でしたが仕立て上がった時に明るいブラウンのスエード靴をあわせるという事で、ボタンを靴の色にあわせる事に決定しました。
数日後、O様が再びご来店されました。まだジャケットは出来ていませんでしたが、
O様「先日オーダーしたジャケットにあわせてスラックスをオーダーしたくて…。」
O様がコーディネートで一番意識されるのは色の調和。一般的には紺系のジャケットにはグレーのスラックスが鉄板ですが、ひねりをきかせベージュとグレーの中間に位置するグレージュを選ばれました。
OHKAWA「このあわせヤバくないですか。」
O様「ヤバいですよね!!!」
選ばれた生地は、葛利毛織製ウール100%のサージです。
しっかりとした打ち込みで織られ、張りがあり生地の厚みもちょうど良いのでスーツはもちろんですが、スラックスにも適した生地です。
実は、私も色違いですが同じ生地のスラックスを履いているため自信をもってオススメする事が出来ました。
写真をご覧になって、楽しさが伝わってきます!!!
少し写真撮りを恥ずかしがっていたO様。ご協力ありがとうございました。
O様ご来店誠にありがとうございました!!!
* ブログでご紹介させていただいていますが、10月3日(日)まで期間限定で
<モダンクラシックJKフェア>を開催しています。様々な表情の生地達がお待ちしていますので、O様のように自分だけの1着を是非に!!! |
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<OHKAWA> |
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