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【 路線変更?千鳥JK 】
OHKAWA「竜ちゃん出番です。」なんて慣れなれしいですが、ワールズビスポーク1押しのジャズシンガー「竜ちゃん」こと牧野竜太郎様が
ステージ衣装を兼ねたジャケットと同生地を使用したベストをオーダーして下さいました。

どうしてもオーダーして頂く側としては、過去にオーダー頂いたスーツetcのイメージ.を追ってしまいがちです。
竜太郎さんから事前にご来店下さると連絡を頂いたので、自分なりに考えオススメの生地を選びました。
ステージ衣装である事、ステージ映えする事、なんと言っても竜太郎さんに似合う事etc.を
考慮しながらの生地の選択でした。

完全に私の頭の中では、前回オーダー頂いたスリーピースのイメージが独占していました
(前回オーダー頂きましたスリーピースはCase Book 2009年7月25日更新<ライブ用ステージ衣裳>にて
ご紹介していますので是非ご覧下さい。)

前回オーダー頂いたスーツ。簡単にご説明すると「光り物」というか何というか…。
表現が悪くなりましたが、個人的なイメージはシルバーの光沢を放つスリーピースでした。
ステージ衣裳を考慮した観点から評価すると高得点だったのではないかと勝手に思っています。
ですから前回のイメージ路線で生地を選びました。

見つけました!条件を満たした生地を!!!
「CERRUTI」のウール95%、シルク5%の混紡ですが、光沢感はシルク5%を超えていました
(この生地はサンプルスーツとして店内でご覧頂けます。)。
色も絶妙で、青系ですが緑の要素が加わっていて他ではあまり見る事の無い色です。

ジャズと聞くと夜を連想し、暗い会場内でステージにスポットライトがあたっている。
そのため光沢のある生地で仕立てたスーツはスポットライトによりさらに際立つ。
これって固定観念でしょうか?

竜太郎さんがご来店されました。
さっそくオススメの生地で仕立てたスーツを見て頂くと、竜太郎さんはそのスーツのジャケットを試着されました。
一瞬、竜太郎さんの気持ちが揺らいだ気がしましたが、次の瞬間見事に思いは砕け散りました。

今回は竜太郎さん自身に明確なイメージがあり、柄が大きめの千鳥格子を要望されました。
柄が大きい千鳥格子となると限定されます。そこで「ハリスツイード」の生地見本をお見せしたところ、
竜太郎さんの感性にビビッ。ハリスツイードの中からスタンダードな白黒の千鳥格子を選ばれました。
今期の生地のトレンドとしてはど真ん中のハリスツイードでしたので、
さすが素晴らしい感性の持ち主だなぁ〜と再確認しました。




竜太郎さんが今回選ばれたラインはNEW REGEND(EX-Fold Line)。初めてのトライです。薄めのパットにより柔らかな肩周りが特徴でスーツはもちろんですが
ジャケットにも好相性のラインです。
デザインには、フロント2個釦のノッチドラペル。シンプルなデザインにまとめる事で素材の持ち味を活かしました。

ジャケットにあわせて同生地でベストもオーダー頂きました。フロント釦5個のベーシックなデザインです。ベストは単品使いと生地感を考慮し
ポケットにフラップを付けました。
前回オーダー頂きましたスリーピースと比べるとあまりに異なるステージ衣裳。
これって路線変更?

仕立て上がったジャケットとベストを試着して頂くと、試着した瞬間に着こなしてしまいました!やはり、歌と着こなしって感性でつながっているのですね。
さすがです!!!

牧野様ご来店誠にありがとうございました。
また機会があれば、ライブに伺います。その時には、しびれる歌聞かせて下さい。

※ 現在ワールズビスポークでは<カジュアルコーディネートフェア>を開催中です(12月19日まで開催)。竜太郎さんのようなトレンドを意識したモダンクラシック
なジャケットはいかがでしょうか。皆様のご来店をお待ちしています。
<OHKAWA>

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