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【 ツアー用 ダブルスーツ 】 |
Case Book にご登場いただくのが3度目となりました
★ ジャズシンガー・牧野 竜太郎 様 。
ツアー用のダブルスーツと、そのスーツに合わせロンドンストライプ( ネイビー )
のクレリックシャツをオーダーして下さいました。
今回は、私 ( OHKAWA ) が、休みの日にご来店いただきましたので、
スタッフの森と牧野様の紹介者である珠玖がナビゲート役を務めさせて
いただきました。
後で、竜太郎さんご本人にお聞きしたことですが、今回のオーダーは、
珠玖さんのオススメが、かなり利いているとのことでした。
珠玖さんの強い!オススメで、竜太郎さんが選ばれた生地は、
「 カルロ・バルベラ 」( イタリア製 ) のスーパー120'Swoolを100%使用した
チャコールグレー無地の絶品です。
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■『 カルロ・バルベラ ( CARLO BARBERA ) 』
イタリア・ビエラ地区にあり、世界で最も良質の原料を使うメーカーとして有名。
豪州最高級の羊毛の中から、さらに選び抜かれた良質の細い原毛を使用し織り上げられた
生地を寝かせる ( 自然放置する ) ことで生地に膨らみをもたせている。
「 寝かす 」=生地が織り上がるまでの工程中に引っ張られた経糸 ( タテ糸 ) のテン
ションを元に戻すこと。
選ばれたモデルは、竜太郎さんお気に入りのコングレス ( CONGRESS )。
人気急上昇中のコングレスのダブルブレストは、
完成度の高いバランスに仕上がっています。
デザインでは、
フロント釦6×2のピークドラペル。
どちらかというと、
今までオーダーいただいたスーツの衿はナローラペル傾向でしたが、今回は
ダブルブレストということもあり、規格そのままの衿幅9.8cmワイドラペルを選ばれました。
感度の高い竜太郎さんの事ですから、時代の流れを敏感に感じてのTRY だったのだと
思います。
スラックスは、ベルトループ無しの脇錠仕様。裾口の始末にはモーニングカット
仕様を選ばれ
フォーマルを意識した仕様を取り入れました。
寸法も前回までより、若干ゆとり量をプラス。1サイズアップすることに…。
今までがベリータイトでしたので、ゆとり量がアップしたとはいえ、タイトな事に変わりはありませんが…。
今回のオーダーで、竜太郎さんの感性が存分に発揮されたのは、
なんと言っても 釦と裏地選び でした。
選ばれた釦は、色が燻し金のため輝きが強過ぎない上品な「 メタル釦 」でした。
生地の色柄がシンプルなので、スーツを活かすも殺すも 釦の選択は
重要だったように思いますが、
見事に活かされていて、
釦がスーツ全体を引き立てていました。
裏地は、拝見して正直驚きました。
相性は抜群でしたが、赤のドット柄を選ばれていたので…。
逆にステージでは、この位じゃないと竜太郎さんの歌とも、つりあいがとれないのだと思い納得しました。
スーツとしてはもちろんですが、単品としても着用していただけるダブルスーツ。
その辺りは、竜太郎さんのズバ抜けた着こなし術にお任せするとします。
竜太郎さんがスーツのお受け取りでご来店下さいました。
早速、ご試着いただくと、
竜太郎さん 「 どうです?着丈はこんなもの??スラックスのゆとり大丈夫??? 」
と
質問攻めを受けましたが、着ているうちになじんできたご様子でした。
さらに竜太郎さんから嬉しいお言葉を頂戴しました。
竜太郎さん「 前回オーダーした千鳥のジャケットは、凄く気に入っていて重宝しています。 」
竜太郎さん 「 ツアーに間に合って良かった。以前オーダーしたシルバーグレーの
スリーピースと
今回のダブルスーツ。どちらを使用するか打ち合わせで決めます。
明日から大阪入りなので…。 」
さて、どちらのスーツを選ばれたことでしょうか?
今回オーダーいただきましたダブルスーツは、
大人の魅力たっぷりのダンディーな竜太郎さんを
演出する事ができました。
牧野様、ご来店誠にありがとうございました。
是非ツアーの結果をお聞かせ下さいね。
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<OHKAWA> |
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