今回ご紹介するのは、ヘアーデザイナーのT様です。
T様はあの資生堂の講師も務められているその道の凄腕の方で、ご自分では、青山に1店舗、所沢に2店舗、そして、なんと!あのフランスにもアトリエを構えてて、経営の方も「凄腕なんだなぁ!」と思いました。くわしくお知りになりたい方は是非ご連絡下さい。
服をオーダーされたのは、ワールズビスポークが初めてなので、ご本人は知らないことだらけなのですが、通常、はじめてオーダーされる方は、大概、私たちの提案どうりにされるか、または、雑誌(MEやLEONあたり)でしっかり予習してきてマニュアルどうりにオーダーされるかなんですが、T様は美に対する感性から、かなり的を得た突込みをしてくるのでビックリするやら、感心するやらで、わたしも大変勉強になりました!
たとえば、上着のボタン位置や腰ポケットの位置、上着を前から見たときの裾のカッティングのカーブ、袖巾や最適な上着の丈など・・・・。その場で感じた事がいちいち的確で、今回は、その審美眼に驚かされました。
今度は、私も機会をみて、自宅から程近い所沢の、T様の経営するヘアーサロンでしっかり美しくしてもらおうと思います???
横道にそれてしまいましてスミマセン。T様の審美眼は生地を選ぶ点でもやっぱりという感じです。今回は、カジュアルに羽織れるというご要望だったのですが、ショップに陳列してたシルクベルベットのコート見本(一点限りのもの)をご覧になって、「玉岡さん、こんな生地がいい!」
となったのですが、コート見本に使用した生地は見本用だけの生地で、さぁ大変!あっちこっちの生地屋さんを探し回る事になりました。お蔭様で、やっと探し当てたのが写真で紹介してますダークグリーンのシルクベルベットジャケットで、この素材、かなり縫製が難しくて工場さんが泣いておりましたが、でも、T様に喜んでいただければ大満足です。
今度、ヘアーデザインとスーツデザインでコラボしましょう、よろしくおねがいします!
<玉岡>