「こんな様なスーツ作れますかねぇ?」とO氏が持ち込んで来たのは、なんか古臭いような、また新しさもある、『背広』という感じのマニアック?なスーツでした。
ところが、着てみると意外にシンプルでスマートなスーツなんですね。
「これ、結構かっこいいかも?」
さすがO氏、またまたいいアイデア持ってきてくれたかもしれません。
「こんな様なスーツ作れますかねぇ?」とO氏が持ち込んで来たのは、なんか古臭いような、また新しさもある、『背広』という感じのマニアック?なスーツでした。
O氏はスタッフには名を連ねてませんが、ワールズビスポークがオープンする以前からいろいろとお手伝いをしてくれたI社の企画マンです。
僕が、社内でオーダーセクションに移る前に担当していたデザイナーブランドのKH担当時代に、営業や生産の仕事を主にやってくれた「デキル部下」でした。
今では、先述したI社のバリバリの企画マンです。それだけに、細かいリクエストもしてくるのです。
例えば、袖は本開きなんだけど、第一ボタンの穴は開けないとか、ループは幅が1CMで長さは5CMにしろとか、ボタンは自分で用意するとか・・・・。
何よりもパターンを新しく作らないと対応できないフォルムなので、苦労しました(実は、苦労したのは僕ではなくて、デザイナーの綿谷の後輩で、高山という若きパタンナーでした。)
「しっかり型紙代貰おう!」
出来上がりを写真で紹介してますが、O氏にとって良かったのは、デザイン以上にある体型がカバーできた事でした。O氏は学生時代器械体操をしていた影響もあって、すごい怒り肩なんです。
「こんな様なスーツ作れますかねぇ?」とO氏が持ち込んで来たのは、なんか古臭いような、また新しさもある、『背広』という感じのマニアック?なスーツでした。
いままでのワールズビスポークのモデルだと、どれ着ても背中に突きジワがでてしまい、O氏の服作りの課題でしたが、今回つくったモデルは一切出ませんでした。
「やった〜!」
「これは応用しなきゃ」
突きジワでお悩みのお客様がいたら、是非次回(といっても秋ですが)、おためしくださいませ。
<TAMA>
