書道家・半溟(はんめい)先生ご来店

先日の10/2(木)〜10/7(火)の期間に、銀座松坂屋別館5Fのカトレヤサロンにて<半溟書院展>と称する個展が催されました。書道家・半溟先生とお弟子さんらによる個展です。半溟先生の還暦のお祝いを兼ねた個展だったため、赤い服(チャンチャンコ)を着て祝ってもらったそうです。

今回のオーダー事例は、私(OHKAWA)の知人でもある書道家・半溟先生のオーダーされたスーツのご紹介をさせていただきます。

半溟先生「今度、銀座の松坂屋別館で個展をするんだけど、その祝賀会(期間中店内)で着るスーツをお願いしようかと思ってるんだけど…。」そう先生がおっしゃられた時には、すでに9月9日。通常、スーツが仕立て上がるまでに3週間いただいているのですが、9月中に欲しいと強い要望がありましたので(個展に間に合わないので)、工場には少々無理を言って、オーダーしていただくこととなりました。

9月11日、半溟先生はご来店になりました。
ご来店の際に、某有名ブランドB.B.(ブランド名はお出しできません!)で仕立てられたパターンオーダースーツを着用になってのご来店でした。
そのスーツは、パッと見で着丈(上衣丈)がとても長く、組下(スラックス)の渡巾に余裕が多い印象を受けました!
ご本人もスラックスが太過ぎでダボついてしまうとおっしゃっていましたので、タイトめのモダンブリティッシュをお勧めしたところ、最初は今までの物と大分余裕が異なるため、違和感がおありになる感じでしたが、穿かれているうちに気に入って下さいました。上衣もモダンブリティシュを試着していただいたのですが、ゆったりめのイタリアンクラシコの着心地をお選びになりました。

生地とデザインが決まるのが比較的早く、こちらがお勧めした生地を気に入って下さいました(ドーメル社製黒地×ブラウンのストライプに決定)。加えて今シーズン、ワールズビスポークが打ち出すトレンドの一つでもあるベスト(3Pスーツ)をお勧めしたところ、ベストもお作りする事になりました。衿付きにする事で現在の傾向であるブリティッシュの要素を取り入れる事になりました。オーダー終了。スーツはお約束通りの期日にお渡しする事が出来、半溟先生「とても気に入っています!!!」と嬉しいお言葉を頂戴する事が出来ました。

半溟先生、ご来店誠にありがとうございました。

                                 OHKAWA